2006年08月18日

「障害者自立支援法」関連/青木

「ロジスティック(8)」の記事にコメントを下さった七瀬タロウ様のブログに、「障害者自立支援法」に関する記事が掲載されています。

http://blogs.yahoo.co.jp/taronanase/38877547.html

途中、「心神喪失者等医療観察法」についても触れられていて、両法案の問題点が、グランドデザインと具体的な運用の両面から、明確に記されています。ぼくにはとても参考になった記事です。どうか皆様もお読み下さい。
posted by aoki at 16:06| Comment(8) | TrackBack(1) | 本ブログの趣旨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月15日

医療観察法関連/池田

・「医療観察法4か月
YOMIURIONLINEより。やや肯定的な立場から医療観察法の紹介

・「医療観察法の施行凍結を求める
日本精神神経学会からの見解

・「芹沢一也氏インタビュー 今でも日本はもっとも安全な国です
芹沢氏自身のブログはこちら

・「ついに政府が、公言「保安処分」!「社会防衛論」!(修正版)
青木氏のブログに書き込んでくれた七瀬さんのブログから。この記事は医療観察法と直接関係ないですが、法務大臣による「そういう者」発言が紹介されてます。この「そういう者」とは「麻薬・覚せい罪関係,性犯罪者関係」のことだと言われてますが、読んでいるうちに、面倒だからオレも「そういう者」でいいよ、という気分になること請けあいです

・「心神喪失者医療観察法関係資料4
おなじく書き込んでくれた長野さんのHPより。医療観察法関連の資料がみられます。とくに「心神喪失者等医療観察法の廃止を改めて訴える」は、医療関連法の問題点について、じつに簡潔でわかりやすい説明がなされていています。上記のYOMIURIの記者にもおすすめ

法科大学院
wikipediaによる説明。そうとうに問題のある制度だと思います

posted by ikeda at 14:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 本ブログの趣旨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月10日

ロジスティック(8)/青木

・文章中の「措置入院」を「入院」に書き改めました。詳しくはコメント欄の長野様の御指摘をお読み下さい。この場を借りて御指摘に感謝致します。(青木)


「心神喪失者等医療観察法」の最大の問題点は、この法律が「再犯のおそれ」という理由の下に、どうしたって不確実で、高い確率で恣意的になっちゃう「未来予測」という観点から病者の処遇を決定する「保安処分」として機能する点です。しかも、この「未来予測」には、科学的な根拠のないあの鑑定ガイドラインが使われるわけですから、入退院の決定は判断者の気分次第になりかねません。

では、精神障害者の処遇を最終的に判断するのは、誰なんでしょう。ここもまた、この法律の大きなポイントです。現行の「精神保健福祉法」によれば、自傷他害のおそれがある精神障害者の入院には、2人の精神保健指定医による医療上の診断が必要です。この診断は、あくまでも医療行政の領分にあります。しかし、「心神喪失者等医療観察法」では、裁判官と精神保健審判員(精神科医)の合意によって入院などの必要を判断することになります。つまり、司法も介入するようになります。

もし裁判官が保守的なひとで、触法精神障害者はずっと隔離したって当然なんて考えるようだったら、一度入院させられた患者がいつ退院できるかなんて、もうわかりっこありません。ちょっとSF的な世界です。この法律の施行を危惧しているひとのすべてが恐れているのは、実はこの点です。これは正直、ぼくも怖いです。ちなみに「心神喪失者等医療観察法」の最初の適用者は、新幹線の車内で消火器をふりまわして乗客に軽いケガを負わせたひとだそうですが、ぼくだって、いつトチ狂って「金よこせ、『カントの哲学』の印税を半分よこせ!」と池田さんの家に押しかけて消火器ふりまわすか(池田さんの家に消火器あるのかな)知れたもんじゃありません。このくらいの些細な狂気は(些細かな、まあ些細にしておこ)、誰にだって訪れかねないと、ぼくは思ってます。でも、「心神喪失者等医療観察法」にひっかかったが最後、いつ退院できるかわからない入院の日々が待ち構えているかもしれないわけです。そうなったら池田さんのせいです。そうしときます。
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posted by aoki at 08:29| Comment(10) | TrackBack(1) | 青木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月07日

ロジスティック(7)/青木

「ロジスティック(4)」の記事の中で書いたのですが、「心神喪失者等医療観察法」(2003年成立、2005年施行)は、2001年6月の大阪教育大学附属池田小学校での児童殺傷事件が巻き起こした社会的な不安の中で成立した、という経緯があります。これもすでに書きましたが、この事件の犯人の宅間守には精神病院の入院歴がありました。でも、実際には精神障害者を偽装した「詐病」だったことが取調べで明らかになりました。もし現在彼が犯行を行ったとしたも、「心神喪失者等医療観察法」の適用は受けないでしょう。なら、一体なんで「心神喪失者等医療観察法」が成立までこぎ着けたか、と考えると、事件が引き起こした社会的不安を政治とマスメディアが一定の方向に押し流した、とある程度までは言えそうな気がするわけです。「危なそうな『異常性格者』が社会をウロウロしている。もっと監視・管理して、どんどん隔離してしまえ」という方向にです。
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posted by aoki at 05:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 青木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月03日

ロジスティック(6)/青木

いきなりポルノの話をします。皆さんはポルノ映画かアダルトビデオ(今はDVDかな)を思い出して下さい。見たことないひとは、適当な想像力で補って下さい。引用は高橋源一郎さんの文章です。

「ポルノ映画にはたくさんの規則がある。というか、イデオロギーがある。それは、たとえば『男性は女性を征服しなければならない』とか『男性が性交をしかけると、最後には女性が屈服して喜ぶ』とか『男性は女性を性的に満足させなければならない』とか、そういったイデオロギーである。そのイデオロギーをポルノに教えたのは社会だ。社会は表向きはポルノを嫌悪するけれど、決して排斥したりはしない。」(「愛の学校 アダルトヴィデオを読む」『文学なんかこわくない』112頁、朝日新聞社、1998)
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posted by aoki at 09:11| Comment(1) | TrackBack(4) | 青木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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